【GLD】というETF銘柄の解説記事。
GLDは金に投資する。
ゴールドのことです。
株でも債券でもなくゴールドに投資するETF。
金への投資は株や債券などと比べると行なっている人は少ない為、どんなものなのか知らない人も多いかと思う。
ざっくり言うと金は株式が下落傾向になると上昇する傾向がある。
守りの資産といったようなイメージ。
最近のコロナウイルスに伴う下落で安全資産として注目されることが多かった金。
長期投資に適しているのか。
どんな時が割安なのか。
解説していく。
GLDの特徴
SPDR Gold Shares
- 設定日:2004年11月18日
- 配当利回り:0%
- SPDRゴールド・シェアは、米国籍の商品上場投資信託です。金の国際価格(ロンドン午後金決値決め)を連動対象とします。費用控除後の金地下金価格の動向を反映させることを目標とする。
金価格に連動するETF。
金の価格が上がればETFの株価も上昇していく。
パフォーマンス
2005年~2020年までのチャートを確認。
まずは折線グラフ。
そして棒グラフ。
15年間の平均年利は8.31%
株式と遜色ないぐらいのパフォーマンスだ。
金は安全資産といわれている。
安全資産ということは経済危機のような下落時に注目されやすくなり、価値も上昇しやすいということになる。
実際にリーマンショック期の2007年頃から大きく上昇し、2010年までぶち上げている。
そして株式相場が好況だった2010年〜2019年の金はあまり伸びていない。
コロナショックが起きた2020年でまた上昇しているように見える。
このことから下落時に金は大きく力を発揮するということになる。
そして株式が好調な時に割安水準になりやすいということも導き出せる。
守りの資産として債券の方を連想する人が多いと思うが、金という選択肢もあるということを知っておくといいだろう。
守りの資産としてオススメの債券の記事はこちら。
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他銘柄との比較
GLDはゴールドに投資するETF。
今回は守りの資産として位置付けられている米国長期債に投資出来るETF【TLT】、米国株に投資するETF【VOO】と比較する。
2011年から2020年で比較。
青GLD(金)
赤TLT(米国債)
オレンジVOO(米国株)
リターンはGLD>TLT>VOOの順。
平均年利で見ると
GLD 8.31%
TLT 7.72%
VOO 7.23%
え?
株式より金の方が過去15年のリターン良いの?
ってなる。
この15年間はリーマンショックとコロナショックで挟んでいるような期間なので金や債券に有利な期間だったかもしれない。
だがそうであったとしても金や債券が株式よりリターンが高いこともあるということだ。
数ヶ月や数年ではなく15年間はまぁまぁ長い期間の統計なので、金の強さを認識しておいた方が良いだろう。
評価
資産運用する人は今よりお金をもっと増やしたいと思って運用する。
そして相場が好調になると利益が出るような資産に投資する。
株式などが王道だ。
だが株式だけだと経済危機にノーガードで立ち向かうようなものだ。
長期リターンは株式が最強とよく言われるがあくまで長期の話しだ。
10年間債券や金に劣るパフォーマンスをしてしまうケースだってあるのだ。
そうなった時に金や債券などを株式と一緒に保有する分散投資は精神的負担を大きく軽減するだろう。
株式だけ。
債券だけ。
金だけ。
そんな資産運用は一長一短になりやすい。
相場の見通しが難しい今こそ安全資産や守りの資産の重要性が実感出来るでしょう。
長期投資を続けるための安定剤と金ETFの導入は効果的だと思う。
金を組み込んだ分散投資の記事です。
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