アパレル店員のインデックス投資

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【ETF銘柄解説 -VDC- 】ディフェンシブな銘柄に分散投資!生活必需品セクターETF

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【VDC】というETF銘柄の解説記事。


VDCは米国株式の生活必需品セクターに投資するETF。



セクターって何?という方はこちらの記事をご覧ください。
www.pucchix3.com


生活必需品セクターは生活でよく使う商品などを取り扱う企業のいるセクター。



例えばコーラとかペプシ。大きなスーパーとかも含まれる。



こういう企業への投資ってあまりワクワクしないよね?




アマゾンとかネットフリックスとかのテクノロジーの方が未来が明るいように見える。




でも実際に生活必需品セクターは長期のパフォーマンスがとても高い。





解説していく。




VDCの特徴


バンガード・米国生活必需品セクターETF

  • 設定日:2004年1月26日
  • 配当利回り:1.62%
  • 組入銘柄数:92
  • 米国の生活必需品セクターの大型株、中型株、小型株を網羅する、MSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックスに連動したパフォーマンスを目指す。


生活必需品セクターへの集中投資といった銘柄。


経費率

0.100%

国別比率

米国のセクター銘柄なので100%米国だよ。

セクター比率

生活必需品セクターで構成されているが、更に細かい内訳はこちら

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家庭用品、飲料、食品、スーパー、タバコと続いていく。

こういった生活必需品は嗜好品とは異なり、どんな景気でもある程度は売れていくので不況に強いと言われている。


確かに最近のコロナの下落があろうがタバコを吸う人は吸うだろうし、コーラを飲む人もスーパーに行く人も沢山いる。


そういった生活必需品の背景がディフェンシブと言われる理由なのだろう。

保有上位銘柄

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コーラ、ペプシは説明不要だ。

今ではウォルマート、コストコも日本で知ってる人もかなり増えた大型スーパー。

フィリップスモリスはタバコ企業だね。


生活必需品なので他のセクターに比べると聞き覚えのある銘柄がやはり多い。


SBIソーシャルレンディング

パフォーマンス

2005年~2020年までのチャートを確認。
まずは折線グラフ。
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そして棒グラフ。
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15年間の平均年利は8.66%


とても高いパフォーマンス。


リーマンショックの時期には最大下落29.37%を記録している。


これは生活必需品の強みが出ている。



最近大人気のテクノロジー銘柄はリーマンショック時50%下落した。



生活必需品は29%なので大きな差がある。



ジェレミーシーゲル著の「株式投資の未来」の中でセクター別の長期リターンについて触れている部分がある。


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長期のリターンが一番高いセクターETFはヘルスケアと言われていた。


そのヘルスケアよりも下落相場には生活必需品の方が下落しない傾向がある。

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他銘柄との比較

VDCは米国生活必需品セクターに投資するETF。

今回は長期リターン最強と言われているヘルスケアセクターETF【VHT】、人気のハイテクセクターETF【VGT】と比較する。

2011年から2020年で比較。
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青VDC(生活必需品)
赤VHT(ヘルスケア)
オレンジVGT(テクノロジー)

リターンはVGT>VHT>VDCの順。


平均年利で見ると

VDC 8.66%
VHT 9.75%
VGT 11.35%


やはり生活必需品じゃヘルスケアとテクノロジーには勝てないという結果になってしまった。


でもVDCが一番すごい!となるような要素が一つあったのでここで紹介する。


ワーストイヤーだ。



ワーストイヤーは一番パフォーマンスの悪かった1年間のリターンのことだ。


これを見ると下落時に強いかどうかが一目で分かる。



不況の時は基本的に全部下落する。


でも下落は小さい方が好ましい。

ワーストイヤーはこうだ。

VDC -16.57%
VHT -23.33%
VGT -42.81%

VDCが頑張っていると思わない?




テクノロジー株がハイリターンでも下落もハイリターンなのは悲しい現実。



生活必需品セクターの2倍下落しているテクノロジーセクター。



でも長期だとリターンでテクノロジーに劣る生活必需品セクター。



長期投資を前提に考えた時に、どれを採用したくなるのかは意見が分かれそうな結果となった。


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評価

セクターETFのVDC。



生活必需品セクターは華がない。


相場が好調な時に一番伸びるセクターに躍り出るようなことはほとんどない。



いつもそこそこの位置にいる。



それでいて他のセクターと比べていつもリターンは上位。


でもトップにはなかなかならない。それが生活必需品セクター。



ディフェンシブな個性があるので、米国の人口が増えている間は安心して保有出来そうな銘柄と思える。





分散投資にもやり方はたくさんある。
先進国株式の投資信託などは定番でオススメ。
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オススメな証券口座は楽天です。間違いないです。
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