【VGT】というETF銘柄の解説記事。
VGTは米国株式の情報技術セクターに投資するETF。
アメリカのハイテク系の銘柄狙い撃ちETFという感じ。
セクターって何?という方はこちらの記事をご覧ください。
www.pucchix3.com
過去10年アメリカのテクノロジー銘柄の経済牽引の力は凄まじく、アップルやマイクロソフトの成長と共にこの銘柄のリターンもグングン成長していた。
米国株の個別株投資家の方からもVGTの構成銘柄に集中投資している方なんかも多いようだ。
米国のハイテクセクターは明るい見通しをしている人も多く、個人的にも長期で成長する期待を持っている。
VGTを通して現状を見ていこう。
解説していく。
VGTの特徴
バンガード・米国情報技術セクターETF
- 設定日:2004年1月26日
- 配当利回り:1.50%
- 組入銘柄数:321
- 米国の情報技術セクターの大型株、中型株、小型株を網羅する、MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックスに連動したパフォーマンスを目指す。
情報技術セクターの株を大型〜小型株までカバーしている。
S&P500に採用されていないような小型ハイテク株も拾っていることが特徴。
地味に配当が1.5%出ている。
321銘柄に分散されながらも、全部ハイテクっていいね。
例えば米国株に投資したい。それであってハイテクセクターの比率を少し増やしたい。
こんな人がいるとすれば
VOO+VGT
これするだけで米国に期待しているハイテク多目のポートフォリオが完成する。
ETFって本当にお手軽。
経費率
0.100%
国別比率
米国のセクター銘柄なので100%米国だよ。
セクター比率
もちろん全て情報技術セクターではあるが、細かい内訳を確認していこう。
ソフトウェア、ハードウェア、半導体、、、
細かくは何となくしか分からないが、とりあえず情報技術セクターの中でも色々な企業に分散投資されているということが分かる。
機械を作ってる会社や部品を作っている会社、サービスを提供していたり、ソフトウェアやアプリの運営をしていたり様々だ。
保有上位銘柄
アップル!マイクロソフト!!
出た!って感じだね。
「なんかアップルとかマイクロソフトを個別株で投資するのは少し敷居が高いけど、少し多めに保有したい」的な考えを抱いている人にピッタリな構成。
アップルとマイクロソフトの2銘柄だけで35%程を占める。
その後にクレジットカードで有名なビザ、マスターカードが続く。
人気のある銘柄ばかりだ。
競合他社からの参入障壁が高いと感じる企業が多いように感じる。
パフォーマンス
2005年~2020年までのチャートを確認。
まずは折線グラフ。
そして棒グラフ。
15年間の平均年利は11.35%
とても高いパフォーマンス。
リーマンショックの時期には最大下落50.58%を記録している。
でもリーマンショックの時にガッツリ下落してるなんて、大体全部下落するような相場だから当たり前。
リーマンショック後の2009〜2019年までの10年間一回も年間でマイナスを記録していないことに注目したい。
好況期間だから上がりやすかったかもしれないが、とても素晴らしいリターンだ。
他銘柄との比較
VGTは米国株式の情報技術セクターに投資するETF。
今回は米国株式に満遍なく投資する【VOO】と比較する。
2011年から2020年で比較。
青VGT(情報技術)
赤VOO(米国株)
平均年利で見ると
VGT 15.64%
VOO 10.32%
2016年頃からVGTの躍進が凄い。
VGT+その他の米国株=VOO
みたいな感じなので、ざっくり言うと
「VGTは好調だった。その他の米国株が米国全体のリターンを低下させた。」
そういう捉え方が出来る。
ただ注意したいのは「この期間においてそうだった」というだけのことだ。
2000年頃にITバブル崩壊という経済危機があった。
インターネットの普及によりIT関連銘柄にバブルが巻き起こった。
ただ当時のインターネットはまだショボかった。
それほどのリターンを生み出すことは出来ずにバブルが弾け、大きな下落に繋がった。
今はかつてのようなショボさを忘れさせるほど、ハイテク株の力は増している。
だからと言って今後も安泰と言い切れることは無く、特定のセクターに偏った投資をしているといつか特定のセクターが大きなダメージを受けることがある。
そうなった時に偏った投資をするのは結構しんどい。
慎重になり過ぎる投資も考えものだが、過去のリターンが良かったから集中投資するという考え方も考えものだ。
基本は分散投資。
そして少し自分好みに配分を偏らせるぐらいが丁度いいのではないだろうか。
ちなみに分散性最強銘柄の記事はこちら
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評価
ハイテクセクターETFのVGT。
ハイテクセクターの近年のパフォーマンスは目覚ましい。
最近のコロナに伴う下落でも、市場平均より下落が小さい。
リターンが高いのにディフェンシブとか文句のつけようが無い。
ただセクターETFは特定のセクターに投資する偏った銘柄だ。
投資のスパイスのような感覚でポートフォリオに少しアレンジを効かせる時にセクターETFは活用出来ると思う。
アップルやマイクロソフトが落ちぶれる未来は現状全く予想出来ないからしばらく多くの人から注目のETF銘柄だろう。
ハイテク銘柄に分散投資出来る銘柄としてこんなのもあります↓
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