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【ETF銘柄解説 -VHT- 】長期実績No.1のヘルスケアセクターに投資するETF

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【VHT】というETF銘柄の解説記事。


VHTは米国株式のヘルスケアセクターに投資するETF。


アメリカのヘルスケア銘柄狙い撃ちETFという感じ。


医薬品の製造販売、開発、研究、マーケティングなどを行う企業のセクター。



セクターって何?という方はこちらの記事をご覧ください。
www.pucchix3.com



ヘルスケアセクターはジェレミーシーゲル著の「株式投資の未来」の中で長期のリターンが全セクターの中でナンバー1だったこともあり、長期投資先に検討されることが多い。



長期投資するのであれば長期リターンが良いという実績はとても頼もしいデータ。



解説していく。




VHTの特徴


バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF

  • 設定日:2004年1月26日
  • 配当利回り:1.00%
  • 組入銘柄数:386
  • 米国のヘルスケア・セクターの大型株、中型株、小型株を網羅する、MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックスに連動したパフォーマンスを目指す。


ヘルスケアセクターの株を大型〜小型株までカバーしている。
S&P500に採用されていないような小型ヘルスケア株も拾っていることが特徴。

ヘルスケア銘柄のみに400近くの米国株に一つのETFで投資出来るといったもの。

経費率

0.100%

国別比率

米国のセクター銘柄なので100%米国だよ。

セクター比率

ヘルスケアセクターで構成されているが、更に細かい内訳はこちら

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トップは医薬品。

医療機器、医療研究、施設などヘルスケアにも色々ある。

セクターごとに未来の見通しに懸念は何かしらある。

でもヘルスケアは先行きへの不安があまり無いのではないか?と言われている。


何故なら健康や医療に関するビジネスは人間が生きている以上、必要不可欠な業界だからだ。


医薬品は100年後も色々なものが売れているだろう。


医療施設も、医療の研究も必要とされるだろう。


だからヘルスケアセクターは、その安定していそうな印象から人気なのだ。

保有上位銘柄

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ジョンソン&ジョンソン、メルク、ファイザー。


なんか聞いたことある。



特にそれ以上の感想は僕には無い。


SBIソーシャルレンディング

パフォーマンス

2005年~2020年までのチャートを確認。
まずは折線グラフ。
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そして棒グラフ。
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15年間の平均年利は9.75%


とても高いパフォーマンス。


リーマンショックの時期には最大下落35.10%を記録している。


リーマンショックの時にガッツリ下落してるなんて、大体全部下落するような相場だから当たり前。


でも他のセクターと比較すると下落幅が小さかったことも評価すべきポイントだ。



人気のテクノロジーセクターは同時期に-50% していたからね。


セクターETFの中では比較的安定した値動きを出している印象がある。


さすが過去の長期リターンナンバー1セクターだ。



ジェレミーシーゲル著の「株式投資の未来」の中でセクター別の長期リターンについて触れている部分がある。


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ヘルスケアセクターは1957〜2003年という超長期間の実質リターンが平均14%と最強だった。



この長期の安定感こそヘルスケア人気の最大の要因。


リターンが良いから人気。


シンプルだが、本質的な魅力。

(シーゲルの株式投資の未来は長期投資を理解するのに良書です。
初心者から1段階レベルアップしたいと感じてるぐらいの人にオススメ本です。)


他銘柄との比較

VHTは米国ヘルスケアセクターに投資するETF。

今回は米国全体の株式に投資する【VOO】、米国の人気セクターであるハイテクセクターETF【VGT】と比較する。

2011年から2020年で比較。
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青VHT(新興国)
赤VOO(米国株)
オレンジVGT(米以外先進国)

リターンはVGT>VHT>VOOの順。


平均年利で見ると

VHT 14.03%
VOO 10.32%
VGT 15.64%


どれもリターンが高いハイレベルな戦い。


この期間においてヘルスケアは市場平均を上回るハイリターンを出していた。
しかしハイテクセクターはそれを上回るリターンを出していた。


ハイテクもヘルスケアも米国経済を牽引しているセクターということが分かる。

評価

ヘルスケアセクターETFのVHT。



ヘルスケアセクターは最近成長しているセクターではない。


ずーと昔からハイリターンなのだ。



その安定感が高評価であり、この評価はこの先も継続しそうな安心感がある。



1950年代から2020年まで多くのセクターを上回るリターンを出してきた。


投資においてリターンの最大化は議論の中心になる。



でも本当に大事なことはナンバーワンになることより、安定して資産を増やすということになるはずだ。



100点のリターンを取ることが出来なくても、ずっと80点のリターンを狙う。


そんなイメージが近いセクターがヘルスケアな気がする。



あくまで長期投資のセオリーは分散投資が基本。


世界に分散投資した上で、こういった期待できるセクターを少しブレンドしてアレンジするといったやり方が好ましいと思う。



分散投資にもやり方はたくさんある。
先進国株式の投資信託などは定番でオススメ。
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