ソーシャルレンディングという資産運用がある。
資産運用している人の中でも最近少しずつ聞くようになったぐらいで、まだやっている人は少ない印象。
今では投資といえば、株式投資や投資信託などが主流だ。
僕は2年前からソーシャルレンディングをやり始めた。
具体的に言うと、現在僕は投資資産の3割程度をクラウドクレジットで運用している。
実際にやって見ると、株式や投資信託には無いメリットを持ち合わせていると感じたので紹介する。
簡単に何なのか説明すると「お金を必要としている事業者などにお金を貸してあげる。そして配当付きで返済してもらう。」みたいな投資だ。
直近の実績でいうと放置で平均年利6~9%ということが可能だ。
具体的に説明していく。
- ソーシャルレンディングとは
- クラウドクレジットの特徴【メリット】
- クラウドクレジットの特徴【デメリット】
- クラウドクレジットの平均実績
- クラウドクレジットでの投資のやり方
- クラウドクレジットでのオススメ運用方法
- 長期運用した場合の資産推移をシミュレーション
- 何故インデックス投資家の僕が、ソーシャルレンディングもやるのか
ソーシャルレンディングとは
ソーシャルレンディングとはお金を借りたい企業などが、個人からお金を借りる。そして一定期間後、それに分配金を付けて返済するサービスのこと。
噛み砕いて言うと
僕らのお金をどこかの事業者が使い、ビジネスをする。
利息付けて僕らに返済する。
僕らのお金が利息の分ちょっと増える。
そんな感じだ。
ソーシャルレンディングの仕組みはこうだ。
例えば、借り手が12%の金利で融資を受けたとする。
ソーシャルレンディングの事業者が、4%の手数料を貰うとする。
貸し手である個人に差し引いた8%の分配金が、渡されるといった内容だ。
この数字は、ソーシャルレンディング事業者や運用ファンドによっても異なる。
基本的にソーシャルレンディングで運用すると言うことは「お金を貸す」と言うことだ。
これが何を意味するかと言うと、貸した後は返されるまで何もしなくていいということだ。
一般的な投資は、投資資産の状況の把握や管理が必要となる。
ソーシャルレンディングの場合は個人が融資した後は待つだけなのだ。
だからこそ投資に慣れていない初心者にもお勧めできるし、既に何らかの投資をしている人にも時間を掛けずに投資手法を分散させることでリスク分散などのメリットがある。
僕プッチとしても非常に魅力的な運用方法だ。
ソーシャルレンディングの市場の変化
ソーシャルレンディングは現在市場が猛スピードで拡大している。
2014年 | 143億円 |
2015年 | 310億円 |
2016年 | 533億円 |
2017年 | 1,316億円 |
2014年から2017年までに10倍近くの成長を遂げている。
今日はその中で、僕が現在利用しているクラウドクレジットの紹介をする。
数あるソーシャルレンディング事業者の中で、ここがお勧めな理由を挙げる。
僕はクラウドクレジットで2年間投資をしている間に、クラウドクレジットの本社で直接色々質問して確認したこともあった。
それらを踏まえてクラウドクレジットは、他の事業者より分散投資の観点から一枚上手だ。
クラウドクレジットの特徴【メリット】
- 海外に特化した運用対象
- 高利回り
- 少額投資可能
海外に特化した運用対象
海外特化しているソーシャルレンディング事業者は、あまり多く無い。
有名なソーシャルレンディング事業者は国内を投資対象としているところが多い。
投資対象として日本のみではなく、海外の選択肢が利用できるのは魅力。
そして海外通貨建てで、運用することも可能となっている。
募集ファンドによっては為替ヘッジが有ったり無かったりするので、為替による利益を狙うということも出来る。
逆に為替ヘッジ付きを利用すれば、為替リスクを無くすことも出来る。
案件数が豊富で投資しやすい
こんなSNS投稿を見たことないだろうか?
人気のソーシャルレンディング事業者で案件の募集からすぐに募集締切になっていた。
それで投資出来なかった。
これって違う見方も出来る。
その事業者は、案件をたくさん抱えられていない。
案件が全然ないから、すぐ締切になる。
案件を見つけられない業者、長期投資するのが難しいソーシャルレンディング系事業者ってどう思うだろうか?
クラウドクレジットは、常時複数案件を紹介している。
これは、海外案件を紹介している事業者なことに由来している。
ほとんどのソーシャルレンディング事業者は、国内案件を取り扱っている。
業界大手はほとんどそうだ。
国内の案件数より、世界の案件数の方が圧倒的に需要が多い。
だからクラウドクレジットは、募集案件を複数常時紹介出来る。
分散投資として海外案件に投資出来るのは、メリットが多い。
地域分散、通貨分散が可能になる。
国内事業者は基本的に国内の不動産に投資する感じになる。
分散投資としては、海外に分散出来るのは強い。
高利回り
利回りは、非常に気になるところでは無いだろうか。
期待利回りは2.5%~13%と記載されている。
クラウドクレジットは様々な案件があるが、高利回りな案件が多いと言われている。
実際に現在募集中のファンドを見てみよう。(2019年2月時点)
現在は6%~11%の期待利回り(年利)となっていた。
なんというか「こんな簡単な投資でこんな利回りもらっていいの?」とか思う。
10%程度の利回り案件をたくさん保有するソーシャルレンディング事業者はあまり無い。
リターンが高いということは、一番重要な要素だと思うので大きな魅力。
クラウドクレジットの特徴【デメリット】
元本保証ではない
資産運用で信用出来る元本保証があるのは、おそらく定期預金だけかな。
ソーシャルレンディングの事業者はたくさんあるが、全社において元本保証はない。
元本割れしていないことを売りにしているソーシャルレンディング事業者もあるが、5年や10年その運営を続けることは非常に困難だと予想している。
ちなみにクラウドクレジットでは、過去の運用実績を案件ごとに全て確認が出来る。
自分が投資しようとしている案件の過去の実績などを確認して、リスクを見直すのもいいと思う。
途中で辞められない
ソーシャルレンディングは、基本的に途中解約不可となっている。
これはクラウドクレジットも同様だ。
運用開始すると、運用終了まで資金拘束される。
なので、あくまでも生活に影響の出ない程度の余裕資金で行うようにしよう。
クラウドクレジットの平均実績
クラウドクレジットでは包み隠さず公式HPにて、利用者の実際の平均実績を後悔している。
最新のデータを見てみよう。
これは2018年の11月末時点の平均となる。
平均6.7%となっている。
グラフを見れば確認できるが、大部分の実績が5~9%の間に収束していた。
現在掲載されているデータで一番古いものも見てみよう。
平均9.4%となっている。
9~12%の実績のファンドがとても多かったのが確認できる。
これらを見るとどれだけクラウドクレジットが安定感のある運用を提供してくれているかが分かる。
元本割れも一部あるが、誰がやっても知識やスキルの差は影響することがなく、高い確率で一定の利益を生産してくれる。
余談だが、他社のソーシャルレンディング事業者はここまで実績は公開しない。
ここまで情報を開示してくれるからこそ、僕はここで放ったらかし投資を行えると言える。
クラウドクレジットでの投資のやり方
実際にどういった流れで行うか紹介する。
入金
銀行口座から、クラウドクレジットの口座に入金をする。
銀行の振込手数料は自分が利用している銀行によって変わる。
資産運用において手数料は、出来るだけ少なくしたい。
ネットバンクなどは振込手数料が無料だったり、安くなったりするのでお勧めです。
ファンドを選ぶ
公式HP内の【ファンド一覧】から投資したいファンドを選ぶ。
選び方のポイントは「クラウドクレジットでのオススメ運用方法」にて後述するので、後で読んで欲しい。
投資する
申込み金額の欄に、自分の投資したい金額を入力する。
やってみると分かるが、かなり簡単ですぐ終わる。
分配金をもらう
運用しているファンドが満期を迎えると、通知メールが届く。
HPでログインし、分配金などの確認が出来る。
その際に運用レポートが配信される。
一部紹介する。
これが結構詳しく書いてあり、参考になる。
稀に元本割れした時などは特に原因が気になってしまうと思うが、そういったことも明確に確認が出来る。
確認することでその後のファンド選びにも、良い影響を与えることになるだろう。
分配金をもらった後、それを加えて再投資することで複利を活用出来る。
資産運用において複利効果は絶大なメリットが生まれる。
再投資を強くオススメする。
クラウドクレジットでのオススメ運用方法
期待リターンマップの活用
期待リターンマップというものが公式HPで確認出来る。
ここで顔文字が微笑んでいるものを基本的に選びましょう。
険しい顔のファンドはリスクが高い見込みだ。
凄く簡単に確認出来るので、絶対にファンド選びに役立てて欲しい。
元本割れを減らせるだろう。
これ以外にもファンド一覧において下記画像のように【高リスク】と表記されているものがある。
リスクとは危険度や危険性のような意味合いに感じ取る人が多いが、変動幅が大きいという意味がある。
ここでいう高リスクとは「為替の変動幅が大きいですよ!」という意味になる。
あくまで「元本割れしちゃうかもよ。」という意味では無い。
具体的におすすめファンドを一部紹介しよう。
- 東欧金融事業者向けローンファンド
- マイクロローン事業者ファンド
これらは僕がクラウドクレジットをやり始めた頃から見ているが、元本割れが非常に少ない。
安定感があり、為替ヘッジ有りを選べば更に安定感を増すだろう。
長期運用した場合の資産推移をシミュレーション
では、クラウドクレジットで長期運用したらどうなるか?をシミュレーションしてみましょう。
まずHPにあった一番長期のデータを参考にする。
2014年6月から2018年11月の約4年間とデータとなる。
平均年利6.35%となっている。
ではシミュレーションの設定はこうだ。
- 期間25年
- 投資金額20万円
- 利益は全て再投資
こうなった↓
25年間20万円クラウドクレジットでいつもの感じで運用したとしたら。。。
93万円
勿論、確実に6.35%で推移し続けることは無いだろう。
それを下回る時もあるだろうし、上回る時もあるだろう。
実際には分配金の出るタイミングもバラバラなので、このような綺麗な曲線とは変わるはずだ。
20万円を貯金しても25年後は、20万円のまま。
20万円をこのように25年運用すれば、93万円となる。
期待リターンマップの活用やファンドの分散化で実際の利回りは平均を上回る可能性が高いので、6%を越える運用が出来ることだろう。
最近は初心者におすすめな投資としてロボアドや投資信託や一部の株式投資がよく引き合いに出されるが、個人的にはクラウドクレジットでソーシャルレンディングの方が簡単で安定していると感じている。
オススメだ。
何故インデックス投資家の僕が、ソーシャルレンディングもやるのか
僕プッチは、投資信託やETFを活用して資産運用をしている。
その運用では、平均年利およそ10%程度で運用出来る見込みだ。
だったらその投資信託などの運用だけやって、ソーシャルレンディングはやらなくて良いのではないか?となる。
どうしてソーシャルレンディングを他の投資と同時に行うのか挙げてみた。
投資方法を分散させることでリスクの低下が出来る
人気の投資信託などは平均的な年利が6%~10%程度のものが多く、クラウドクレジットの平均年利とおおよそ同水準だ。
例えば投資信託などをやっていると、リーマンショックや米中貿易戦争のような経済危機によって資産が目減りすることがある。
昨年末には世界同時株安と言われる下落相場が訪れて、大体1割程度の損失を抱える人が多かった。
投資をしているとこういった相場の影響を受けるが、ソーシャルレンディングの場合こういった相場と同時に損失を抱えてしまうことが少ない。
なので僕は投資信託などで下落してしまうようなことがあっても、ソーシャルレンディングの利益を得ることで株価下落時にも冷静でいることが可能になる。
どちらも年利10%程度の運用が見込めるが、違う仕組みなものを組み合わせることで、利益を得る仕組みが安定するのだ。
投資手法を複数行うことでリスク低下が出来る。
そしてそのリスク低下が手軽に行えるというのが、僕が他の投資と組み合わせている理由だ。
とにかく手間が掛からない
クラウドクレジットをほとんどは、満期一括返済だ。
運用期間終了まで何も起きない。
終わったら、分配金付きで返済される。
慣れてくるとファンドを選ぶのに、時間はあまり掛からない。
僕の場合リターンマップを見るだけなので、数分で決めてしまうことが多い。
投資を始めるまでに、分単位の時間しか使わない。
そして運用中は、何もすることがないのが特徴だ。
普通の株式投資などは保有銘柄の確認や、情報をチェックして売買に役立てることが一般的だ。
クラウドクレジットは何もしなくていい。
というか出来ない。やる事がない。
知識も時間も必要ない。
少ししか要らないとかじゃなくてゼロだ。
どんな投資でも、ここまで手軽なものは少ない。
投資未経験の人、他の方法で投資をしている人などソーシャルレンディング未経験者にこの手軽さはオススメだ。
放ったらかしで平均年利6~9%が見込める。
高利回りな事業者は少ないからこそ、クラウドクレジットしかないと思う。
口座開設や運用開始、運用後の出金まで手数料は掛からない。
とりあえず一万円などからでも、口座開設してやってみてはどうだろうか。
銀行に預金しても利息は0.1%以下が普通。
クラウドクレジットなら6%以上が普通。
資産を分散させておく価値があるのでは?
下記サイトから詳細の確認や口座開設が可能だ。
手堅い運用を複数いくつか持つことで、運用は安定する。
その安定性をこれで実現できないか検討してみてほしい。