初心者の方から投資を始めるにあたっての質問は定期的にもらう。
「何から始めればいいですか?」
「NISAからやればいいですか?」
「初心者にオススメの銘柄はなんですか?」
実際に僕自身も投資に関心を持った時に頭の中にはこういった疑問が思い浮かんでいた。
この記事では
- 資産運用するべき理由
- どんな運用をやれば失敗しないか
- どれにどのように投資すべきか
これらについて解説・回答していく。
投資をやってみようかなと思っている人や投資方法に迷いがある人は是非この記事の内容をなぞって行動していってもらえればと思う。
色々な記事を書いているが、ほかの記事より多くの人に読んでほしい内容だ。
- 資産運用をすべき理由
- やるべき資産運用とは何か
- インデックス投資を実際にやったらお金は増えるのか
- 投資信託とETFの違い
- NISAを活用しよう
- つみたてNISAと一般NISAどちらを利用すべきか
- 使うべき証券会社
- タイプ別オススメの投資信託の積立銘柄
- どれくらいのお金を積立に回すべきか
- 積立投資をした先の未来
資産運用をすべき理由
そもそも資産運用をするべきなのか?
ここから話していこうと思う。
勿論僕は投資をしているからには、投資をした方がいいと確信している。
なぜか解説する。
まずこの画像を見て欲しい。
投資家の間ではとても有名な画像。
これは過去200年の間に現金(米ドル)、株式、債券、金といった主要資産がどのように価値が変わったを表した図。
注目して欲しいのは株式と現金の推移だ。
1801年に1ドルからスタートして株式は59万ドル、現金は0.07ドルになっている。
株式は60万倍しているのに現金は10分の1以下になってしまっているのだ。
この現金の価値が減る現象を「現金のインフレ」と呼ぶ。
分かりやすく説明する。
現在とあなた方が小さい頃で物価はどうなっているか思い出して欲しい。
昔より今の方が物価が高くなっているものの方が多くはないだろうか?
例えば自動販売機のジュースは昔100円の時代があった。
今は120〜130円が一般的だよね?
中に入っているジュースが同じでも価格が上がっている。
これはジュースが高価になっている影響ではない。
現金の価値が減少したことにより、より多くの現金がこ運輸する際に必要になったということだ。
これが現金のインフレ。
現金のインフレが継続すると現金の価値はどんどん下がる。
例えば貯金してお金を3,000万円貯めたとしても、現在の3,000万円で出来ることより未来の3,000万円で出来ることは減っているかもしれない。
昔は3,000万円あれば缶ジュース30万本買えた。
今は120円換算で25万本しか買えない。
このまま現金をコツコツ貯めて、現金のインフレを眺めながら非効率な貯金を続けるよりいい方法はないだろうか。
先ほどの画像をもう一度見て欲しい。
株式は200年間右肩上がりだ。
株式の価値の推移は平均的に上昇している。
だから預金のみで資産形成するより、資産を株式などで運用した方が低リスクで資産を増やせるということになる。
もう一度言う。
株式などを使った資産運用は低リスクで資産を増やす方法なのだ。
貯金は全員資産を少しずつ減らす運用方法。
貯金は現金に全財産投資しているという行動という視点でも捉えてみてもいいと思う。
資産を増やす手段として株式や債券への投資が適切なのだ。
やるべき資産運用とは何か
資産運用をした方がいいと分かったところでどういった運用方法をすればいいのだろうか。
強くオススメ出来るのは【インデックス投資】だ。
インデックス投資とは株価指数などの指数への投資のことを言う。
例えば多くの人が知っているであろう日経平均やTOPIX、ダウ、ナスダックなどそういったもののことだ。
これらはインデックスといわれ、手軽に分散投資が出来る投資商品だ。
日経平均に投資すると言うことは日本の大企業に幅広く分散投資をするということだ。
分散投資の魅力としてはたくさんの銘柄に投資することで、1社が倒産するようなことがあってもこちらは大損するようなことが無いということだ。
リスクの低下を狙えるのだ。
インデックス銘柄では日本中の株や世界中の株を1銘柄で保有するといったことも簡単に出来る。
株式の価値は長期的に上昇しているので、株式型インデックスの長期保有はこの上昇の恩恵にあやかることが出来るということになる。
インデックス投資を実際にやったらお金は増えるのか
インデックス投資を実際に行った場合お金が増えるのか?
またどれぐらい増えるのか?
この質問に答えていく。
世界中にたくさんのインデックス銘柄があるが一番人気は米国のS&P500というインデックスだ。
アメリカの株に分散投資するものだ。
過去にこの記事でもこのインデックスについて解説している。
www.pucchix3.com
このインデックスの値動きを見てみよう。
期間は1994~2020年の16年間。
リーマンショックや最近だとコロナウイルスに伴う下落もあったが大きく右肩上がり。
やはり株価は右肩上がりで価値を増やしている。
一年あたりに平均8.74%の上昇をしていた。
これって凄くない?
ただこの銘柄持ってただけで年間8%お金が増えてたってこと。
投資のノウハウを知らないで人気の銘柄を持ってボケーっと待ってるだけで少しずつ資産が増えてたということ。
年間8%という数字の受け取り方には個人差があると思うが、8%が続けば資産は9年で2倍程度になるのだ。
今後も8%が続きそうか?というところは相場次第なので細かくは分からないが、少なくとも現金のみで資産形成するより圧倒的に資産が増える効率は高いというのは断言できる。
僕自身株価の上昇はまだまだ続くとしか思えないので、やらない手はないと思う。
投資信託とETFの違い
「インデックス投資をやった方がいい」という話をしてきたが、どのようにやるかについて話していく。
初心者にはインデックスの積立がオススメだ。
本来なら「株価が安い時に買って、高くなったら売る」ということをしていきたいが実際それはプロでも難しいと言われている。
インデックスをただ積立し続けた方が勝率が高く、お金が増えやすいのだ。
インデックス投資にはやり方が二つある。
投資信託とETFがある。
積立をする場合ほとんどの証券会社で自動積立が出来る投資信託がオススメだ。
投資信託を選んで、一度積立設定してしまえば後は自動で資産運用されていく仕組みの完成だ。
お金自動生成システムと言っても過言ではない。
なので投資信託の運用を検討されることをお勧めする。
NISAを活用しよう
投資をするにあたって忘れてはならないものがNISAだ。
NISAとは一言でいうと税金を消せる制度。
投資でゲットした利益は2割課税される。
100万円投資して200万円に増やしたとする。
増えた100万円のうちの2割にあたる20万円は税金として徴収されてしまう。
NISAの口座で投資すればそれが非課税となり、免除される。
NISAには特に使用料などもなく、無料で申し込みが出来るのでやった方がいい。
つみたてNISAと一般NISAどちらを利用すべきか
NISAには種類がある。
つみたてNISAと一般NISAどちらがいいか?という質問がよく送られてくる。
積立投資をする場合には「つみたてNISA」がオススメだ。
何故なら運用可能期間が長いからだ。
一般NISAは5年間の運用期間だが、つみたてNISAは20年利用出来る。
初心者には長期での積立を強く推奨するので同じ非課税制度でもつみたてNISAの方が相性が良いと言えるだろう。
使うべき証券会社
つみたてNISAを使って、投資信託の積立をした方が良い。
今ここまで話した。
次はどこでやるか?だ。
結論から言うと楽天証券がオススメ。
何故なら楽天証券は投資信託の買い付けでクレジットカードのポイントを獲得出来る仕組みが存在するからだ。
解説すると
必要なものはまず楽天のクレジットカードの楽天カード、そして楽天証券の口座だ。
投資信託の積立の引き落としを楽天カード決済にしておくと、クレジット決済によりポイント付与される。
これだけで1%の利回りが約束される。
だから楽天証券は他社より投資信託の積立において有利なのだ。
タイプ別オススメの投資信託の積立銘柄
投資をすべき
↓
インデックス投資がいい
↓
投資信託の積立がいい
↓
楽天証券で楽天カード決済がいい
↓
ここまできました。
次は具体的に銘柄に触れていきたいと思う。
運用する銘柄によって値動きの大きさが異なる。
リーマンショックのような大きな経済危機が発生すれば一時的に資産が半分になることもある。
ただ株価は長期的に右肩上がりなので、待てば回復するという統計もある。
長期で高いリターンを狙う積極的な運用をしたい人、少し値動きをマイルドにして安定させた運用をしたい人。
この2タイプに分けてそれぞれオススメを提案する。
積極的タイプ
長期で高いリターンを狙うのであれば、やはり株式タイプ。
中でも海外の経済が発展している国々の株のみに投資する先進国株式タイプはイチオシだ。
半分以上はアメリカであり、日本やヨーロッパの国々にも分散投資している。
短期的に大きな値動きになることもあると思うが、長期的なリターンの見込みは高く期待できる。
「eMaxis slim先進国株式」は手数料も同じタイプの投資信託の中では最安で安心。
下記記事で詳しく解説しています。
www.pucchix3.com
安定タイプ
「株式だけだと経済危機などで大きく減ってしまう時が怖い」
こういった意見も多いと思う。
債券なども保有していき、下落しにくくしながら資産を増やしたい人向けの銘柄を紹介する。
債券も長期的には右肩上がりとなっているので、運用商品として候補にあげていきたい。
株式と債券に分散投資するのであればバランス型投資信託がオススメだ。
株式と債券をバランスのいい配分で自動的に運用出来るのがバランス型投資信託だ。
「eMaxis slimバランス(8資産均等型)」などは多くの人にオススメの銘柄。
配分比率が攻め過ぎても、守り過ぎてもいない丁度いいバランスと思っています。
下記記事でバランス型投資信託について解説しています。
www.pucchix3.com
どれくらいのお金を積立に回すべきか
初めのうちは貯蓄に回せるお金の多くを運用に回すのは精神的負担が大きいと思う。
毎月貯蓄に回せるお金の半分などを上限に検討していけばいいと思う。
投資がギャンブルのようなイメージが拭えず、入金するのが怖いのであれば数千円〜1万円などの小額でもいいだろう。
どれだけ運用の不安を考えるより小額であっても実際にやってみると見えてくる世界が違うものだ。
過去長年に渡って長期投資は大きな利益を生み出してきた。
それを理解するには、無理のない金額で実際にやってみることがいいだろう。
積立投資をした先の未来
インデックスへの積立投資は銘柄にもよるが年利4〜7%ぐらいのパフォーマンスになると言われている。
これを長い間やっていれば、人生をかけて作り上げる資産が2倍以上になる可能性が出てくる。
しかも結構な高確率で。
短期的に下落して目減りすることがあっても、積立投資であれば相場の悪いときにも割安で資産の買い増しを繰り返してくれるのでいちいち気にする必要もない。
インデックスの積立投資は本当にお金生成装置なのだ。
僕は確か27歳の時に資産運用に関心を持ち始め、実際に運用し始めた。
よく
もっと早くこの知識があればあの時こう出来た。そして利益が出せただろう。
そんなたらればを考える。
積立投資は早くやった方がいい。
何故なら株価は右肩上がりで、今こうしている間にも株価は上がっていく可能性がある。
だから早くやった方がいい。
これを理解してもらった上で自分が貯金でコツコツお金を貯めるべきか、インフレで資産を減らさないようにインデックス投資するのか選んでもらえればと思う。
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