最近の世界経済はいくつかの要因で下落気味。
米中貿易摩擦、金利関連で逆イールド化などが目立ったところだろうか。
これらが暴落の前兆だ!などとSNSや経済ニュースでは騒がれている。
投資家たちの保有銘柄は軒並み下落していくかもしれない。
それは僕のような積立投資家においてもそうなのだろうか?
積立を中断すべきだろうか?
僕のようなインデックス投資家は、これに対してどのように対応するのが正解なのだろうか?
過去の暴落相場を振り返り、インデックス投資という観点で見てみる。
インデックス投資を暴落の直前からやっちゃうシミュレーション
逆イールド化という現象が先日発生した。
これはよく暴落の前兆と言われてるらしい。
まぁこれが本当に暴落に繋がるか僕は知らないし、検討も付かない。
騒がれている通りに、これから暴落が訪れるとしよう。
暴落が来た時にインデックス投資していたらどうなってた?
検証!
検証銘柄
- SPY
SPYはS&P500に連動するETF。
米国を代表する企業全体に1銘柄で投資可能な銘柄。
- VT
VTは先進国と新興国に幅広い分散投資が出来る一本。
全世界株式の銘柄となる。
検証方法
暴落の3ヶ月前から保有することにする。
そこから過去の暴落を経てそれぞれの指数がどうなったかを見る。
リーマンショック
100年に一度の大暴落なんていわれているリーマンショック。
そんなにレアな暴落だったら、もうそんな暴落来なそうだな。安心。
とか思っちゃうよ。
検証期間はリーマンショックのあった2008年6月〜2018年11月まで。
約10年間。
リーマンショックのあった2008年9月の3ヶ月前だ。
最大下落時には45%程度下落している。
サブプライムローンも含めれば−56%だ。
いつもの如く表でも確認。
SPY | VT | |
2008 | -28% | -33% |
2009 | 26% | 32% |
2010 | 15% | 13% |
2011 | 1% | -7% |
2012 | 15% | 17% |
2013 | 32% | 22% |
2014 | 13% | 3% |
2015 | 1% | -1% |
2016 | 12% | 8% |
2017 | 21% | 24% |
2018 | 4% | -2% |
平均年利 | 11% | 7% |
年ごとで見ていくとリーマンショックの下落って3割ぐらいだったのかとか思う。
100年に一度の大暴落の直前に一括投資していても、二年程の塩漬けで元通りに戻っている。
しかもそこからSPYに関しては全ての年においてプラスのリターンだ。
100年に一度の下落でも、長期というか2年で元通り。
そこから先はグングン伸びちゃってる。
もはや積立投資とかなら暴落上等じゃないか?
ITバブルの場合
100年に一度の大暴落は2年で復活していた。
その他の暴落を思い出して見ると2000年代初頭のITバブルがある。
この暴落はS&P500において最大下落−49%だ。
元値に戻るまで約6年掛かっていた。
ITバブルもリーマンショックもそうだが、歴史的な暴落でも数年待てば含み益になる傾向がある。
暴落を気にせず積立はすべき
2つの暴落はどちらも半値ぐらいまで減っているが、そこまで明確な暴落が来れば短期間で利益を出すチャンスとも取れる。
積立投資家がこの期間中に積立を通して買い付けた資産は、短期間で2倍以上に出来ていたということでもある。
積立投資の場合は暴落時のシグナルが点灯してようが、それは積立の好機とも言える。
要するに暴落が来そうだから積立をやめるというのはナンセンスなのだ。
投資の基本は安い時に買って、高い時に売るだ。
安くなるかもしれない時こそ積立が真価を発揮する。
そういう風に考えると、危険な時に積立をやめない方がいいとなるとなる。
危険な時もどんな時も、積立はした方が良いとなる。
何があっても続けるというのが最適解ということは、経済ニュースの把握すら時間の無駄とも思える。
逆イールド化も貿易摩擦も気にしないで、積立設定を放置することで含み益への道のりを突き進んでるということになるのだ。
これだから積立投資って強い。
知識がない人でもそれが障害とならないのがインデックス指数の積立投資だ。
それなのに、多くの人が暴落時には
「もう投資続けられない」
「これ以上損はできない」
などと言って元値に戻るまでの間に、やって来た積立方針を変えたり辞めたりしてしまう。
積立設定したら、一生放置。
そして待つ。
これが積立投資の勝利の方程式の1つだと思う。
どれだけ無視するか。
誰でも可能なことなはずだ。
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