投資信託を検討したことがある人は、誰もがバランス型ファンドを一度は目にするだろう。
個人的には初心者には非常にオススメな投資方法の1つだ。
バランス型投資信託がどんなものなのか。
どの銘柄が自分に合っているのか。
そういった部分を紹介する。
- バランス型投資信託とは
- オススメのバランス型投資信託
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド (均等型)
- eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
バランス型投資信託とは
バランス型投資信託とは、1本の投資信託で複数の資産に投資できる投資信託のことをいう。
この仕組みが様々なメリットを生む。
バランス型投資信託のメリットとデメリット
メリット
- 複数資産を購入する際、複数買う手間が省ける
- リバランス(資産配分の調整)が自動
- 分散投資によるリスク低下が可能
リバランスとは最初に持っている資産の比率が、時間の経過と共に変化してしまった時に行うこと。
例えば株式50%:債券50%の比率で保有するとする。
しばらくして株式60%:債券40%になってしまったとする。
こういった比率の変化を元の50%:50%に戻すことをいう。
バランス型投資信託はこれが自動的に行われる。
バランス型ではない場合、複数資産の調整を行うのは手間だ。
この手間がなくなるのが一番のメリットである。
放ったらかしで安定的な運用が可能となる。
放ったらかしなので、知識も不要だ。
デメリット
- 投資のスキルが上がらない
- 資産配分の微調整が出来ない
まず投資のスキルが上がらないということに関して。
バランス型の場合、管理が自動的に行われる。
それにより手間をかける必要が無くなり、放置するようになる。
放置が続くと段々と関心が薄れていくようになり、情報収集を怠る人が多い。
そうなると投資のスキルは上がらなくなる。
資産配分の微調整に関して。
バランス型投資信託は銘柄ごとに固定された配分がある。
なので自分の好みで「この資産を5%だけ増やす。」みたいなことは出来ない。
既成の配分から選ぶ必要がある。
しかしこれらのデメリットはデメリットという程のものではないかもしれない。
なぜなら↓
放ったらかしで運用がうまくいくなら、放置すればいいのだから投資のスキルを向上させる必要すらない。
既成の配分の選択肢は1つではないから、自分のイメージする配分に近いものをほとんどの人が選べる。
オススメのバランス型投資信託
では、僕の主観と偏見に基づいたオススメ銘柄を紹介していく。
オススメの基準
- 低コストであること
これは保有する際にかかる手数料などのことを指す。
どんな銘柄でも信託報酬と呼ばれる手数料が発生する。銘柄にもよるが、いくつかの名目でコストが発生するものもある。
どうせ保有するのであれば、手数料は安く済ませたい。
低コストである銘柄を1つの基準とする。
- 分散性が高いこと
その銘柄一本でも資産運用を安定的に行えるような銘柄をお勧めする。
なので国や地域、業種などそういった偏りが発生していない銘柄を選ぶ。
日本やアメリカに極端に偏っている銘柄は除外。
楽天・インデックス・バランス・ファンド (均等型)
株式50%債券50%タイプ
- 構成内容
全世界株式 | 50% |
全世界債券 | 50% |
- コスト
0.2546%
- リターン
設定日が2018年7月の為、まだ年次リターン無し。
全世界の株式と債券を満遍なく買えてしまう一本。
小型株まで網羅。
株と債券が半々というシンプルな配分。
セゾンバンガードファンドや世界経済インデックスファンドが似たようなコンセプトだが、大きくコスト面において優秀。
世界の経済成長を存分に享受出来るであろう、便利すぎる一本。
先進国や新興国という縛りではなく、全世界という大きなポートフォリオを保有するには最強の銘柄。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
8資産均等型タイプ
- 構成内容
国内株式 | 12.5% |
先進国株式 | 12.5% |
新興国株式 | 12.5% |
国内債券 | 12.5% |
先進国債券 | 12.5% |
国内REIT | 12.5% |
先進国REIT | 12.5% |
- コスト
0.17172%
- リターン
1年 | -0.19% |
バランス型投資信託の人気タイプの8資産均等型だ。
もしこの8資産を保有して分散投資するとなると、銘柄数も多いので管理は手間になる。
それが一本でやれるのは非常にありがたいタイプだ。
株式 | 37.5% |
債券 | 37.5% |
REIT | 25% |
といった配分になっている。
REITにも投資しているので、不動産にも分散が効いている。
そして8資産でありながらコストが0.17%という低コストさ。
8資産型の特徴として、新興国比率が一般的なバランス型投信より若干高いという部分がある。
REITにも分散投資したい。
新興国をある程度保有しておきたい。
そんな人にお勧めしたい一本。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
4資産型タイプ
- 構成内容
国内株式 | 25.2% |
先進国株式 | 24.9% |
国内債券 | 24.9% |
先進国債券 | 25.0% |
- コスト
0.17172%
- リターン
1年 | -1.1% |
3年 | 7.3% |
バランス型ファンドの中で4分の一ずつ各資産に投資出来る。
どこの国の人も自国の資産をある程度保有する傾向にある。
国内資産を半分、海外資産を半分で保有することが可能。
国内の資産を少し多めにしていきたい人に、オススメの銘柄となる。
こういった配分のバランス型の中では、現在一番低コスト。
配分カスタムタイプもある
上記でいくつかの定番オススメバランス型投資信託を紹介した。
ここで1つ提案したいのが、配分比率が異なる類似銘柄の存在だ。
よくバランス型投資信託の名前には
【均等型】【バランス型】などの名前が付いている。
そういった銘柄には他にも
【株式シフト型】【債券シフト型】【債券重視型】【積極型】などの名前が付いているものもある。
これらは本来のバランス型投資信託に対して特定の資産の比率を高めているものだ。
例えば楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型) という銘柄がある。
これは上記で均等型も紹介させてもらった。
均等型は株式と債券の比率が50%、50%であった。
株式重視型においては株式70%債券30%となる。
均等型の配分よりもう少し積極的にリスクを取ってリターンを狙いたい。といった人の選択肢となる。
長期的にはこちらの方がリターンを上げる可能性はとても高いだろう。
こういった配分カスタム型のバランス型投資信託は多くの銘柄が出ているので、均等型ではない配分が自分の中にある場合探してみるといいかもしれない。
低コストなものは多くはないので、簡単に絞れるはずだ。
バランス型投資信託はこちらで開設出来ます。
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