プッチです。
僕に頻繁に送られてくる質問DMについての記事を今回は書こうと思う。
質問はこれだ
「ロボアドってどうなんですか?」
「ウェルスナビってどうですか?」
よく聞かれるが、よく論じられている話題でもある。
色んな人がブログでオススメと紹介している。
そして投資ブロガーの多くの人が批判している投資でもある。
僕は、ロボアドをやっていない。
今回の記事はではこんなことを書く。
・僕がロボアドをやっていない理由
・ロボアドはやらない方がいいのか
ロボアドをオススメすると批判派からバッシングを受けるし、批判するとやっている人がしょんぼりする。デリケートな記事だ。
ロボアドバイザーとは
ロボアドバイザーとは、各証券会社が構築したAIによって資産管理さなされる投資方法だ。
人気のロボアドバイザーサービスとしてはWealthNavi(ウェルスナビ)、THEO(テオ)、楽ラップなどがある。
お金を入れるだけで、自動的にAIの仕組みに基づいた資産運用が行われる。
自動運用なので、投資知識などは不要。
ロボアドバイザーでは口座開設時に無料診断を通して、その人に合った運用プランを選んでくれる。
運用期間や、リスク許容度のようなものを調べるものだ。
資産運用や投資というのは初心者が知識のない状態で始めようとすると、懸念が数多く生まれてくるはずだ。
銘柄選びや、売買タイミングに関しては不安になるものだ
そういった人にとって自動で運用される資産運用は心強い。
気になる人は、ウェルスナビとかのHPにいって無料診断してくれ。
質問に何個か答えるだけで、すぐ結果が出るようなものだ。
実績
自動運用の実績があるのか、気になるところがあるだろう。
しかしながら、この実績比較は難しい部分がある。
それは各ロボアドバイザーごとに運用プランが複数あるので、実績の比較が難しいということだ。
それぞれのホームページを見に行くと、平均リターンは6%前後と記載されていることが多い。
しかし運用コースごとに、リターンは変動する。
ウェルスナビには、運用プランが5つある。
それに対してテオの場合は、231通りもある。
この運用プランの数の違いから一概に平均で比較しても、参考になりにくい気がする。
全体の平均でみると、各ロボアドはプラスで推移しているようだ。
これは人気のロボアドの歴史はまだ数年に留まり、大きな経済危機などに見舞われていないことも関係しているだろう。
リーマンショック級を乗り越えた時に、どうなるのか気になるところだ。
ロボアドが流行っている理由
よくロボアドバイザーと比較されるものとして【投資信託】がある。
なぜ比較されるかというと、ロボアドと似たような分散投資を投資信託で行なっている人が多いからだ。
似たようなことができるものだが、ロボアドバイザーが流行ってきている理由を挙げてみよう。
・運用コースの診断で運用開始のハードルが低い
投資信託で分散投資をするとなると、銘柄をまず選ぶ必要がある。
ここに関してはまるっきしの初心者だと選ぶのに色々迷ってしまうと思う。
投資信託について本や雑誌を少し読んだりすれば、銘柄を選ぶことは出来ると思う。
しかし、それを手間と感じたりやろうとしない人は多い。
例えば僕の親などは、投資に関して何も知らない。
そんな親が運用するとなれば、投資の本で勉強して銘柄を選べといっても、ほぼ確実に何もしないと思う。
ロボアドの場合は、数分で完了する無料診断により運用コースを選んでもらえる。
そして運用は自動なので、投資に関心がない人が運用をするにはかなりハードルが低く始めやすいのではないか。
プッチがロボアドをやらない理由
手数料が高い
ロボアドバイザーの大手3社はどれも手数料は1%程度。
HPを見ると、安い手数料かのように大きな文字で訴求されている。
僕の場合は似たような資産運用が出来る投資信託を利用しているのだが、それらの手数料の相場は0.15〜0.3%程度となっており、半分以下だ。
どうせ分散投資をやるなら、手数料の安い投資信託を使おうという考えだ。
ロボアドの方がいいのかよく分からない
投資信託の中でバランス型と呼ばれる銘柄タイプがある。
これは複数資産に1銘柄で分散投資が出来る投資信託のことを指す。
ロボアドは複数資産を相場に応じて比率を変化させる。
バランス型投資信託は予め決められた比率に固定され、常に同じ比率で分散投資される。
どちらも仕組みは違うが、放ったらかし投資が出来る金融商品である。
気になるところは「どちらの方がリターンが高いか?」という部分だが、ロボアドとバランス型投資信託では投資内容がぴったり同じものがないので適切な比較方法がない。
比較方法が無い為、どちらの方がより価値のある投資方法なのか分からないのだ。
僕としては「自動運用なのは良いが、運用実績がバランス型投資信託に比べて勝り続けるロボアドが登場するのか疑問視している」というところだ。
ロボアドは、もしかしたら多くのバランス型投信より勝る成績を残すかもしれない。
だが、何を持って良しとするのかも難しい。
長期的なリターンの高さか。
値動きの安定感なのか。
どちらを重視するかで運用方法の選択も変わる。
ロボアドの無料診断は質問がせいぜい10個程度なので、その人に合わせた適切な運用方法を提案することは到底不可能だと思う。
勧めているブロガー達は大体そんなやってない
このブログを読んでいる人の多くの人は、他の投資ブロガーの記事も読んでる人が多いと思う。
ロボアドを推奨する記事を目にしたことがあるはずだ。
そういった人たちのほとんどがロボアドをお勧めしておきながら、メインの資産運用は全然違う方法なことがほとんどだ。
ロボアドに資産の大部分を投じている投資ブロガーを、僕はこれまで一回も見たことがない。
自身の運用実績を公開しているブロガーも大体めっちゃ少額だ。
「アフィの為のパフォーマンスか?」
と疑心暗鬼マンプッチマンが発動する。
自分がやっていないものを紹介しちゃいけないとまでは言わないが、ここまで紹介するだけされてそんなに利用されていないサービスも珍しいと思う。
ブログで月収100万円越えるブロガーがブログ内で「実績公開」とかいって記事を覗いてみると月々の積立額が1万円とか
「ショボッ!!」なんて思ってしまう。よく見る光景なんだがね。
まぁ、ほとんどのブロガーはアフィがなかったらここまで宣伝しないと思うよ。
「ロボアドは初心者にオススメ」という言葉に僕は、偽りはないと思う。
でも、ロボアドのことをそんなに理解してなさそうなのに勧めてる人が多くてちょっと嫌だなとよく思う。
ロボアドをやる価値があるかどうか
色々と言ってみたけど、結論から言うと
やる価値はある!
やる価値はある。
なぜなら分散投資による長期投資は資産が増えるから。
投資信託を僕がやっている理由は、長期分散投資はお金が増えるから。
ロボアドも似たような投資方法をしている。
その管理が自動になっているだけで、投資信託と比べて大きく運用結果がかけ離れたものにはならないと思う。
投資に踏み出せない初心者にとって、貯金よりロボアドの方が遥かに資産形成としては価値のあるものだと思う。
人気のロボアドは平均リターンが5%を大体越えている。
その情報だけでも、やる価値があると考えられるのではないだろうか。
初心者はロボアドか投信か
簡潔にまとめると
銘柄を選べるなら投資信託
銘柄を選べないならロボアド
放ったらかし投資が出来るロボアドでも、バランス型投資信託でも長期で放置すれば資産は増えるはず。
なので銘柄選定が出来るかどうかで判断すべきだと思う。
自分で複数の投資信託を組み合わせて運用したり、自分好みのバランス型投資信託が選べるならロボアドよりオススメだ。
バランス型投資信託の人気の銘柄は手数料0.16%からある。
そういった低コストで運用できるのは資産形成において重要なポイントのはずだ。
以前バランス型についてこんな記事も書いた。
誰もが銘柄を選べないと思うし、選べるようになるまでの繋ぎなどでもロボアドはアリとも言える。
ロボアド推進派は投資信託の銘柄選びについての手間をデメリットと捉えるが、ハッキリ言って投信の入門書を3冊ぐらい読めば世の中の投信の95%は選ぶべきではない投信と気付くことができる。
それぐらいの手間は、そこまで大きな負担ではないのか?と感じる。
この記事は段落によってロボアド勧めたり、批判したり分かりづらいかもしれない。
まとめると
僕は
・仕組みが不透明
・割高手数料
・歴史が浅く実績に不安が残る
これらの点からやらない。
ロボアドをやった方がいい人は、
・長期積立投資の銘柄選びをやろうとしない人
と考える。
長期でやれば結局どちらも世界分散投資だから、高確率で資産は増えるよ。
ロボアドはプロトタイプ?
これはあくまで個人的見解だが、ロボアドはプロトタイプ(試作機)かもしれないと感じることがある。
20年前。
投資信託の世界では買付手数料2%、信託報酬2%合計4%の手数料負担が必要な銘柄がたくさんあった。
今では、その10分の1の手数料が相場だ。
時間をかけて投資信託の世界は資産形成しやすく、改善されていった。
ロボアドは、まだ歴史が浅い。
人気のロボアドは、実績が5年にも満たない。
今後ロボアドの人気が上がっていけば、手数料競争が始まるだろう。
いつの日か手数料0.2%とかのロボアドが登場するかもしれない。
いつの日か全ての運用コースの実績を簡単にホームページで確認出来るのが当たり前になるだろう。
ロボアドはこれから改善されていくことが、たくさん出てくる気がする。
こんな記事も書いています。
www.pucchix3.com
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