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ポートフォリオ解説【ゴールデンバタフライ】黄金蝶でパフォーマンスを輝かせる

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今日は【ゴールデンバタフライ】というポートフォリオを紹介する。


ポートフォリオの目的の多くは下落局面で大きく下落させず、上昇局面で利益を増やすというのが一般的だ。


有名なポートフォリオの多くは株式、債券、金で構成されていることが多く一部商品などが含まれていたりする。


それぞれのポートフォリオの違いは配分比率だったり、株式や債券の投資対象が異なったりする。



この少しの配分比率の違いが長期のパフォーマンスに大きく影響を与えるので、色々なポートフォリオの違いを理解しておいてほしい。


今日はゴールデンバタフライ。



名前が素敵。



ゴールデンバタフライ。うん、名前が良い。






解説していく。



ゴールデンバタフライとは

ポートフォリオの中でも有名なPFの一つであるゴールデンバタフライポートフォリオ。


内訳は以下の通り

  • 米国大型株20%
  • 米国小型バリュー株20%
  • 長期米国債20%
  • 短期米国債20%
  • 金20%

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株式は米国株で大型と小型のバリュー株を採用している。
大型株は定番だが、小型バリューは優良株が転がっていることが多いのでそこに特徴的な要素があるだろう

株式40%、債券40%、金20%という構成なので割と保守的な配分に見えるが、短期債が20%なので案外保守的というよりバランスのいい配分に思える。

下落に強いというより、下落を和らげるぐらいの印象か。

その分上昇効果のパフォーマンスに期待か。


債券は短期と長期を同じ比率で持っているので、ここに関してはガッツリ逆相関を狙うというより全体のPFの値動きをマイルドにする意図と思える。

金は逆相関を狙いつつ、長期で右肩上がりなのでPFの適切な緩衝材になるだろう。


全資産が2割ずつの配分で分かりやすい。

この円グラフの5等分の見た目がゴールデンバタフライの名前の由来かな。


多分そうだ。

インヴァストカード


パーマネントPFの近年の実績

検証してみよう。

使用ETFはこちら。

  • 米国大型株SPY
  • 米国小型バリュー株VBR
  • 長期米国債TLT
  • 短期米国債SHY
  • 金GLD

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検証期間は2005年1月〜2020年3月末までの15年間。



オールウェザーポートフォリオのリターンはこちら。
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年次リターンが16年(15年と3ヶ月間)あるが、そのうちプラスが12回、マイナスが4回。


16戦12勝4敗。


勝率はとても優秀。


期間中の平均年利は7.11%


この数字はかの有名なポートフォリオであるレイダリオのオールウェザーに僅かに優っている。


オールウェザーの同期間の平均年利は7.02%。


あまり変わらないが、一応ゴールデンバタフライのパフォーマンスは高いと思ってもらえればいい。


www.pucchix3.com


このPFの最大下落はリーマンショックのあった2008年で-15%の下落が最大幅だった。


市場平均だと40%程度の下落を記録していたので、ゴールデンバタフライはしっかりとPFの役目を果たしていた。


株100%保有とパーマネントPFを比較


イメージが湧きやすくなるように米国株100%保有との比較する。


比較するのは米国株S&P500指数に連動するETFの【SPY】とゴールデンバタフライポートフォリオで比較。


VOOではなくSPYを選んだ理由は運用期間が長いことから検証期間が長くなる為。


期間2005年年始〜2020年3月。


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青ゴールデンバタフライ
赤SPY


平均年利は以下の通り

ゴールデンバタフライ 7.11%
SPY 7.23%


リターンは僅差で株100%のSPYの勝ち。
15年の期間でリターン差は0.1%程度なので、リターン実績としてはほぼ同じ。


リターンが同じ程度の場合値動きの大きさが小さいポートフォリオ戦略の方が運用成績としては優秀ではないだろうか。



リーマンショック時にSPYは最大で-50%の下落をした。
同時期にゴールデンバタフライの最大下落は-15%だった。


実際にこの期間中に運用していたらどう思うか。


普通運用資産が数ヶ月で半分になったら「運用をやめた方がいいいのか?」という考えが頭をよぎることもあるだろう。


  • 15%も精神的負担があるが、-50%と比べたら格段にマシ。

最終的なリターンが同じであっても、この値動きの小ささこそポートフォリオの魅力ではないだろうか。


SPYと同じS&P500に連動するETFの記事も買いています。
www.pucchix3.com

ゴールデンバタフライPFの評価

株は大型と小型。
債券は長期と短期。
そして金。

定番の資産が盛り込まれている。
比率も全部同じ配分。

長期的に全ての資産が成長する見込みがある上に、相場の全ての局面で大きな下落を防ぐ性質がある。


個人的には株の部分を小型バリュー株にくくらないで、全米株式のETFである【VTI】などで代用して40%の配分にするのも似たようなPFで銘柄数を一つ減らせるから管理しやすくなるのではないか?と感じた。



あとこのPFの債券と金の部分はそのままにして株式を小型株から好みの期待してるETFなどで代用するのもアリかなと思えた。



債券や金はこのままの配分で適切だと思うが、例えば小型バリュー株より期待している米国セクターに入れるとか、高配当ETFを少し混ぜるとか自分好みにアレンジしてもいいのではという考えだ。



有名なPFを雛形に自分のPFのインスピレーションにするということだ。



ゴールデンバタフライは配分比率も保有銘柄の内訳も大きなひねりがなく誰にでもスッと理解されやすい。

それでいて安定したPF。


こういったものをベースにすれば、極端にリスクが大きいPFを作成することにはならないはずだ。

有名なポートフォリオは基本的に全部安定してるからね。















過去にこんな記事も書いています。
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