アパレル店員のインデックス投資

普通の人が必死にインデックス運用してる様子

株価の予測は無駄なのか?【ランダムウォーク理論と効率的市場仮説】

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現在コロナウイルスによる感染が流行したことにより相場は大きく下落している。


短期投資をやっている人も長期投資をやっている人もリターンが低下してしまった人がほとんどだと思う。


僕自身の保有銘柄の利益もやはり減少した。



投資は危険だと言うが今まさにそんな相場。



ただコロナが来る前から「投資は危険!」


って言われていたり、ギャンブル的なイメージが強いよね?



投資とは将来値上がりするであろう資産を予測し、値上がりしたら売るといったことを行うことを目的としている。


「そんなことはやろうとするだけ無駄。」


「テクニカル分析もファンダメンタル分析も無駄。株価は予測出来ませんよ。」

と唱える理論があるので、今日はそれを紹介する。

効率的市場仮説ランダムウォーク理論だ。





効率的市場仮説とは

株式市場のあらゆる情報は瞬時に株価に反映されてしまう。
その結果株価は全ての情報を織り込んでいることとなる。
株価は常に適正な価格が反映されていると言う仮説。

要するにどんなに早く情報をキャッチしていようが、株価は全部織り込み済みであって、株価に割安も割高も存在せず適切な株価しかないと唱える仮説。

過激な理論だ。


だが注意してほしいのがこれはあくまで仮説ということだ。

仮説ということなので検証され、正しいと確認が取れた理論ではないということ。


あくまで「市場は効率的であるはず」という仮説なのだ。


株価の予測は無駄!

と断言するようなものなので、多くの投資家から異論が出ている仮説でもある。

効率的市場仮説の3分類

効率的市場仮説には3つのタイプがある。

ウィーク型、セミストロング型、ストロング型だ。

ウィーク型とは

現在の株価には過去の株価情報がすべて織り込まれているという考え方

どれだけ理論的に株価を予測していても全て反映されているので、割安や割高という考え方が無駄という考え方。

適切な株価と現在の株価の乖離を見つけ出すといったテクニカル分析は無駄という仮説。

セミストロング型とは

財務状況、売上など公開情報全てが株価に織り込まれているという仮説。
未公開情報が公開されれば株価に反映されるであろうという理論。

こちらは企業をいくつかの指標や財務などで分析するファンダメンタル分析を無駄と定義する仮説となる。

ストロング型とは

未公開情報も株価は織り込んでいるという仮説。

これは企業内部の人間しか知らない情報などを指すのでインサイダー情報が織り込まれているということ。

違法だけど、未公開情報も織り込み済みという風に捉える仮説なので、3つの型の中で一番異論、反論が多いようだ。

仮説から考えられること

効率的市場仮説が正しいとすれば、株価の予測は無駄になる。

常に適切な株価なので、株価の予測をしても要因と株価が合致することはないということになる。

しかし「市場は常に効率的ではない」とする理論もある。


それがランダムウォーク理論だ。


SBIソーシャルレンディング

ランダムウォーク理論とは

「相場の上下は予測不能でランダムに動きますよ。」

こんな理論。


株価の動きに決まった法則はなく、上がる可能性も下がる可能性も常に孕んでいる。

もう投資の勉強をする人のやる気を消す理論だね。


でも理論としては間違いない。


相場の情報の受け取り方は投資家によって変わる。


例えば何かの情報が出た時に連想する銘柄は人によって違う。

その違いが予想外の値動きを引き起こすなんてあるあるだ。


ファンダメンタル分析、テクニカル分析を否定する理論。


四季報一生懸命読むことも、チャートに張り付くこともランダムウォークしちゃうから無駄無駄ァみたいな理論。


効率的市場仮説、ランダムウォーク理論。


過激だ。

過去にこんな記事を書いています。
相場予測というよりかは市場の割安度、割高度を確認する時に参考にしているものです。
www.pucchix3.com

こういうのは結果的に効率的市場仮説への反論にもなるんだろうなぁ。



インヴァストカード


株価予測は非効率を探す方法

ここまで二つの理論を元に株価の予測の無駄さを説いた。

ここで気になるのが

本当に株価予測は無駄なのか?


本当に株価予測は出来ないのか?


ここからは僕の個人的な見解になる。



まず事実として数は少ないが勝ち続けている投資家がいるということだ。



世の中には実際にお金を増やし続けてきている投資家がいる。



勝ち続けている投資家は何らかの勝ちやすい規則性に沿ってトレードをして利益を出しているはずだ。



その規則性があるのであれば、たとえランダムウォークしようとも傾向があるということだ。


そして相場が非効率になっている部分に気づいているということだ。



テクニカル分析やファンダメンタル分析はその非効率を探す方法なのだ。


市場は基本的に効率的になっていると思う。


そして株価はランダムウォークすることがたくさんある。



だとしても相場には非効率なものがあり、株価の動きの規則性も100%でなくてもある程度の傾向を読む方法もあるはずなのだ。


ただ基本的には市場は効率的ということに僕も賛同する。


だから僕はいくつかの種類のETF(市場平均)に投資して、相場予測をしない運用方法(ポートフォリオ戦略)を採用している。

インデックス投資は相場予測をしないでコツコツ買い増ししたり、放置したりするスタイルが一般的だ。


株価は世界的に少しずつインフレ(上昇)していく。


市場が効率的でランダムウォークしようともインデックス投資で資産形成出来るのだ。


株価の予測で的中させ続けることはランダムウォークや効率的市場を乗り越えながら行う必要がある。


それは難しい。



だから投資信託やETFの投資こそが資産形成の王道だと思う。





過去にこんな記事も書いています。
www.pucchix3.com
www.pucchix3.com

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